どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

プランB

週末の実験も上手くいき、学会にどうにかデータを差し込めると思っていました。

ところが、肝心の実験データの取り込み(X線フィルムのキャプチャ)をする段になって、研究室にあるキャプチャ用のパソコンが壊れました。

これでは実験データの解析ができないため、間に合いません。

しかしよく考えてみると、もしパソコンが壊れていなかった場合、解析が終わった後にポスターを作製する予定でしたから、日程的にはかなりギリギリでした。

今晩は寝ない予定でしたし。

土日しかまとまった時間がとれなかった事情があったので仕方なかったにせよ、なるべくならこんな勝負はしたくないです。

ところがパソコンが壊れてくれたお陰で、少し時間に余裕が出て、今夜はどうにか寝られそうになりました。

これは、壊れてしまったPower Macintosh 8600が「もっとゆっくりしようや。たかが学会で無理すんなよ。」と諭してくれたのかな、と考えたらそんな気になってきました。

どうもありがとう。

もともと、実験が間に合った場合間に合わなかった場合の両方について、ポスターの内容は考えていました。

ですので、今回はプランBの発動です。

例えるならシェフの気まぐれ料理。

素材がちょっとイマイチでも、料理さえちゃんとやればそれなりに食べられるものになる感じです。

その時に、ぴりっとした隠し味を効かせられれば、かなりいいです。

また、和洋折衷というか、ヌーベルシノアというか、そんな感じにすれば、この勝負は貰ったも同然です。

さて、おそらくあと2~3時間頑張ればシェフの気まぐれポスターの完成です。

味の保証はしませんが、マズくはないと思いますよ。

「最初から実験諦めてれば土日休めたじゃん」とは突っ込まないで。

上を向いて歩かなきゃならなくなるから。

涙がこぼれないように。