どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

ぶらり沖縄道中記(学会編)

さて、最後に今回沖縄に来た理由である学会についてちょっと書いてみようと思います。

その前に学会の発表形式のことを書いてなかったので、少しだけ説明します。

大きく分けて、発表形式には二種類あります。

・口頭発表(オーラルプレゼンテーション)

これは決まった時間内で自分の研究成果をスライドを用いて説明し、その後一定時間の質疑応答があるような形式です。

いかに分かりやすく、魅力的にプレゼン出来るかが勝負になります。

個人的感想では上手い人と下手な人の差がとても激しいです。

・ポスター発表

研究成果をまとめたポスターを作製し、決まった場所に展示して発表する形式です。

コアタイムというのがあって、その時間は自分のポスターの前に立って、興味を持ってくれた人とディスカッションをします。(大体一時間くらい)

ポスターを見ただけで理解出来るように作製するのは勿論のことですが、見た瞬間に読む気を無くさないようにデザインとか、文字の大きさとか、配色とかを考える必要があります。

今回はポスター発表でした。

しかしショートプレゼンテーションといって、一分半の口頭発表もあるような珍しい形式でした。

私は口頭発表は上手くやれたみたいです。

「分かりやすかったよ」と言われましたし。

ただ、今回は上手く出来ましたけど、これから生きてく上でプレゼンの能力は必要だと思いました。

私はスライドを作る時は「極力シンプルに」を気をつけています。

プレゼンを見る側にとっては、「スライドを見る」のと「説明を聞く」のを同時にしないとなりません。

短い時間で両方をこなすには、どちらもシンプルである必要があると思うからです。

なので、私のスライドは文字は大きいし、図も大きいし、字数は凄く少ないです。

スライドもシンプルに、説明もシンプルに、2つそろって必要な情報を過不足無く説明出来るのが理想だと考えています。

ただ、今回の他の人のプレゼンを見ると、スライドが文字でぎっしりの人や、図が小さくて沢山ある人、説明が物凄く早口な人も結構な人数居ました。

自分の研究成果を出来るだけ沢山盛り込んで、相手に見てもらいたい気持ちは凄く良く分かりますが、逆効果なんじゃないかな。

理解してもらわないと意味がないですし。

ポスター発表では、記念講演にいらっしゃってたエジンバラ大学の教授に捕まりました。

彼とは研究分野がとても近いので「ひょっとしたらライバル?」の関係です。

グチャグチャな英語でどうにかこうにか説明しました。

興味を持って下さったみたいで、色々突っ込みもキツかったですが。。

彼に「Beautiful data !」と言われたのはちょっと嬉しかったです。

でも本人はそのデータに自信が持てなくて、これから追証実験をしようとしてたとこなんですけどね。

あと、前々からヒシヒシと感じていたことではありましたが、英語は勉強しないと本格的にマズいです。

とまあ、こんな感じで色々大変でしたが、楽しかったです。

色々な情報も仕入れられましたし。

というわけで、明日帰ります(もう今日ですね)