どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

生け贄

台風が日本列島に近づいています。

房総半島に上陸する恐れがあるみたいなので、その近辺に住んでいる人は気をつけて下さい。

台風が近づくと各テレビ局が新人アナウンサーを中継にやります。

場所は大体港ですよね。

そして「物凄い風と雨です」と中継をするわけです。

これを見ると「台風が来ているなあ」と実感します。

でも、「物凄い風と雨」というのは、言われるまでもなく分かっていることなので、必要な情報は現在の勢力、位置、これからの進路などだと思います。

これらの情報はスタジオからなので、はっきり言うとアナウンサーを港にやる必要はありません。

完全に、映像の迫力のために彼らは犠牲になっているんだと思います。

もしくは、嵐の神への生け贄。

台風中継中に大波が来てアナウンサーが行方不明、とかになればこの風習は無くなるのかもしれません。

生け贄の皆さん、頑張って下さい。

蛇足ですが、今回の台風の名前はBANYAN(バンヤン)というみたいですね。

BANYANというのは木の名前で、平穏と知恵と長寿、再生への聖なるシンボルみたいです。

生け贄に差し出される方々は、上司に「平穏だから大丈夫。今いけば知恵もついて長生きできるよ。仮に死んでも再生できるから!」とでも言われているのかもしれません。

もっと他の名前をつけた方がいいんじゃないかと思いました。