ハテナ
面白い生き物が居ました。
ちょっと引用です。
ハテナは鞭毛(べんもう)虫の一種で、大きさは100分の3ミリ程度。無色のものは口のような捕食器官を持ち、特定の緑藻の仲間を細胞内に吸い込む。この藻は細胞内で共生、緑色になったハテナからは「口」が消え、光合成をするようになっているらしい。緑色のハテナは、緑色と無色の二つの細胞に分裂して増え、共生する藻は緑色細胞にだけ受け継がれていた。もう一方の無色細胞にはやがて捕食器官ができて、藻を取り込むようになる、と考えられている。
凄く面白いライフスタイルです。
マーギュリスの共生説を思い出しました。
このような生き方をしている生き物がまだ居るなんて、考えもしませんでした。
でもよく考えると、「もう居ない」という根拠は無いんですよね。
もともと、細胞内にあるミトコンドリアと葉緑体はそれぞれ独自のDNAを持っていることから、太古の昔には別の生き物であったと考えられています。
それが取り込まれて共生(というよりも従属)して、現在の真核細胞の形態になったと。
現代には、ミトコンドリアも葉緑体も持っていない「取り込む前」の細胞と、持っている「取り込んだ後」の細胞の両方が存在しているんですから、「取り込もうとしている所」の生き物が居ても不思議じゃありません。
面白いなあ。