どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

毒の話

何やらニュースは女子高生が毒を盛った話で持ち切りですね。

普段このブログではこのような時事ものはあんまり扱わないんですが、今回は少しだけ。

彼女のブログはチラッと読みましたけど、私の印象としては「サイコさんを演じている普通の人」です。

これ以上は女子高生そのものには興味ないので、タイトルのように毒の話です。

今回使われた劇物タリウムです。

でも、別にタリウムでも何でも良かったんじゃないかな、と思います。

手に入ったのがこれだっただけで。

高校生では薬品の入手には限界があります。

タリウムが手に入ったのも奇跡的。

これに関しては、売った人の責任が問われても仕方ないと思います。

薬事法は知らないけれども。

例えば「誰かに毒を飲ませてみたい」「毒を飲んだらどうなるかを観察したい」といったような衝動(好奇心)を持った人が居たとします。

その人がある程度頭が良くて、色々な計算ができたとします。

どうしたら薬品を手に入れることができるかを考えた場合、一番確実なのは「怪しまれずに薬品を手に入れられる立場になる」ことです。

それには、理系(生物系か化学系がベスト)の大学に入って、研究室に配属されればいいだけです。

研究は活発な方がいいですから、ある程度の大学になるのかもしれませんが。

簡単です。

これだけで、毒の入手から実行に至るまでの難易度は格段に下がります。

以前も書いたように、私は比較的容易に毒を入手できる立場にあります。

勿論、本当に危険な毒物を手に入れるのは大変ですけど。

絶対にやりませんが、やろうと思えば今すぐにでも隣の席の人のマグカップにこっそりと薬物を入れておくことも可能です。

問題なのは性格や人格には関係なく、能力のみでここまで来れるということ。

しかも能力にしても大学に受かる程度でいいんですから、大したものではありません。

私にしても、私の周りにいる人にしても、私のような状況にある全国で何万人もの人が、やろうと思えばやれちゃうんですよ。

これは結構怖い事態だよな~、と改めて認識した次第です。