どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

風邪

風邪には、「うつる風邪」と「うつらない風邪」があると思っていませんか?

例えば寝冷え等でひいてしまった風邪はうつらないとか。

これは間違いです。

寝冷え等で鼻水がじゅるじゅるなのは、体の抵抗力が落ちた時にウイルス等に感染して増殖してしまった状態です。

そもそも風邪の諸症状(咳、鼻水、発熱など)はウイルスなどの異物を排除しようとする体の働きの結果ですから。

従って、風邪は基本的に全てうつります。

風邪を引き起こすウイルスは200種類以上あると言われています。

ライノウイルスやコロナウイルスが有名ですし、インフルエンザウイルスもそうです。

このように風邪の原因はウイルスであるため、実は抗生物質は効きません。

抗生物質は細菌の細胞膜の合成や、DNA、RNAの合成を阻害することで、細菌の増殖を抑える薬ですからウイルスには効きません。(注、最近は抗ウイルス剤や抗腫瘍剤も抗生物質と言うみたい)

病院で処方される抗生物質は、こじらせて気管支炎や扁桃腺炎になるのを防ぐのが目的です。

というわけで、風邪をひきました。

鼻水はでるし、喉は痛いし、寒気もしますし。

午前2時近くに言うのもなんですが、こんな日はあったかくしてさっさと寝ようと思います。

誰かにうつすわけにもいきませんし、明日も休めませんし。

「俺に近づくと、風邪ひくぜ」

鼻水垂らしてなければカッコいいのに、おしい。

台詞自体が間抜けだとかは考えちゃいけません。