どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

起承転結

文章を書く時やストーリーを紡ぐ時は、起承転結が大切だと思います。

私もブログに限らず、文章を書く時は何となく意識しています。

今回は「起承転結」について、未熟ながら思うところを記そうと思います。

「起」は話のスタートです。

冒頭部分ですので、分かり易く簡潔にインパクトのある文言で惹き付けるようにします。

劇的ビフォーアフターなら「父にプライバシーの存在しない家」など、「むむ」と興味を抱いてしまうような導入部になっています。

「承」は話を展開して大きくします。

ここで効果的なのは具体例の提示です。

また、事実を多少深く掘り下げ、話に厚みを持たせるのも重要です。

劇的ビフォーアフターなら「父の入浴は家族の食卓から丸見え」などの具体例が提示されます。

リフォームの必要性を強くアピールする段階です。

「転」では、話が大幅に変わります。

今までの流れから変わることで、「これからどうなるんだろう」という意識を持たせるのと同時に、最後の結論への伏線となるべき段階です。

劇的ビフォーアフターならリフォームが完了し、「なんということでしょう。お風呂にドアが付き、父ものんびりと入浴を楽しむことができます」など、リフォームによる生活の変化がクローズアップされます。

「結」では「起承転」での伏線を解決し、最終的な落としどころを決定します。

落ちへの収束の仕方によって話の成否が決定します。

劇的ビフォーアフターなら家族の団らんのシーンです。

これから新生活が始まるという余韻を残しての終了です。

加えて、「綺麗になったけど、結局は巧みの人の自己満足のライトアップとかはもう二度と点灯されないんだろうな」とか「綺麗になったけど、実際に住んだら居心地悪いだろうな」とかを視聴者に思わせることも忘れない、高等テクが用いられています。

流れとしては完璧です。

「起承転結」をきちんと書ければ体裁の整った文章になると思うんですが、これが中々難しいです。

あ、ちなみに今回の文章の内容は完全に私の創作であり、フィクションであり、実際の人物・団体・番組等とは一切全くこれっぽっちも関係ありませんので、悪しからず。