どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

偽りんごジュース

ずっと前から思ってたんですが、大腸菌の培養液ってりんごジュースによく似てます。

こんな感じ。(分かりにくいかも)

しかも安っちいやつじゃなくて、絞りたて風味満載の高級感溢れるやつに似てます。

濁り具合が。

もしこれがコップに入って机の上に置いてあったら、うっかりグビグビッと飲んでしまうかもしれません。

飲んでしまったらもう終わり。

トイレに引きこもることは確定です。

ちょっと真面目な話をすると、大腸菌ってのはとても便利です。

組み換えたDNAを一晩で数億倍に増やしてくれます。

今日もそんな感じで増やしてました。

そして偽りんごジュースから組み換えたDNAを抽出してました。

取れ過ぎなくらい取れました。

このように私にとって大腸菌はとても近しい存在です。

多分マウスの次に近しいです。

でも近しいだけに、油断してしまいがちなのもまた事実。

実験の後に手を洗うのを忘れたまま色々なことをしてしまったり。

つまり何が言いたいかというと、今日食事をする前に手を洗ったかどうかを思い出せないんです。

食べたのパンだったのに。

手でムシャムシャ食べたのに。