どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

前橋に来てみた1(仙台から前橋)

今回学会に参加するにあたり、群馬県前橋市にやってきました。

学会は明日からですが私の発表も明日であるため、今日前橋に来ました。

インターネットが完備のホテルに宿泊しているので、学会期間中も通常通り更新する予定です。

というか、そのためにネットの出来るホテルを借りた面もあります。

ある意味間違ってるような気がしないでもありませんが、メールチェックもしたいのできっと間違ってません。

仙台から小山までは新幹線で、小山から前橋までは両毛線を利用しました。

今日は一日電車の旅気分。

天気もよかったので、花粉さえなければ気持ちのいい一日となったことでしょう。

車窓を通り過ぎる景色を眺めていると、何とも不思議な気分になってきます。

私にとっては全く知らない風景なので、イマイチ実感を込めてその光景を捉えることができません。

何というか、良く出来た箱庭の中を移動している気分でした。

あそこに見える家に人が住んでいることとか、そっちに見える畑を耕している人がいることとか、踏切で待ってる車の中にも人がちゃんといることとかが、何となく不思議。

そんな人達は実は存在しなくて、「全部箱庭です」と言われても、「あーそうなのかな」の信じてしまいそうな、そんな感覚です。

私にとっては「箱庭」であってもなんら不都合はありませんから。

でも確かに、風景の中には「箱庭」にしては不自然な「人間の意思」が感じられました。

例えば、何となく干してある洗濯物とか、庭にブルーシートで覆われている物体があって、そのシートの上に石が置いてあって風で飛ばないようにしてあることとか、空き地の端に放置してある自動車が朽ち果てようとしていることとか。

加えて、その自動車の周りで菜の花が黄色い春を表現している、といった「自然の力」のようなものも感じられました。

それら「箱庭」にしては不自然で、実在の「風景」としては極自然な様子によって、これは間違いなく「本物の」人間の生きている空間だと認識することが出来たような気がします。

風景を楽しみながらそんなこんなを考えているうちに、前橋に到着しました。

要するにまとめると、前橋は遠すぎです。

ずっと電車の椅子に座ってたので、おしりが痛くなっちゃいました。