どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

燃えろよ燃えろ

酸素濃度95%の缶が売り出されるらしいです。

その名もオーツーサプリ

酸素缶 セブン-イレブンが初販売 拡大中の市場に参入

ちょっとだけ引用します。

街中で高濃度酸素を吸入できる「酸素バー」がはやるなど、酸素が新しい商品になってきているが、セブン-イレブンは、酸素を手軽に持ち歩けるケータイ酸素缶「オーツーサプリ」を24日から発売する。コンビニ・スーパー業界での酸素缶販売は初という。

過労やストレスなどで不足しがちな酸素をいつでも簡単に補給できるように、との発想で、生活雑貨メーカー白元(同台東区)と共同開発した。通常の空気は酸素を約21%しか含まず、浅い呼吸で酸素不足になれば、あくびやため息が出るが、酸素缶は酸素濃度95%で、吸えばそう快な気分になれるという。

まず、「過労やストレスで酸素が不足する」という概念が良く分からないんですが、呼吸しなくなるのかな。

ただ、私が知らないだけかもしれないので、下手なことは言えません。

ちょっと落ち着いて、深呼吸すればいいじゃんとかは考えてません。

「酸素バー」なんてものもあるんですね。知りませんでした。

知らないことを書くのは大変なので、知ってることを書きます。

私は「酸素」は猛毒だと思ってました。

健康のために吸いたいとは思いません。

確かに生存のために酸素が欠かせないのは事実です。

酸素のお陰で莫大なエネルギーを生み出すことが可能だからです。

これは、体内に摂取した食物をいわば「燃焼」させているからです。

その辺で燃やす時は燃焼によって発生するエネルギーは「光」と「熱」になりますが、体内では「ATP」として蓄えられ、利用されます。

それは間違いないのですが、一定割合の酸素は体内で、過酸化水素やスーパーオキサイド、ヒドロキシラジカルなどのいわゆる「活性酸素」になります。

活性酸素は猛毒です。

そしていわゆる「抗酸化物質」は、この活性酸素の消去系に寄与します。

なんとなくですが、テレビ等でよく特集される「抗酸化物質」を含む食品を好んで摂る人達と、今回の「オーツーサプリ」を買いそうな人達はかなりの割合で被りそうな気がするんですが、どうなんでしょうね。

また、「酸素中毒」というものもあります。

Wikipedia - 酸素中毒 -

やはりちょっとだけ引用です。

酸素中毒(さんそちゅうどく)とは、超高分圧の酸素を摂取した場合、またはある程度高分圧の酸素を長期にわたって摂取し続けることによって、身体に様々な異状を発し最悪の場合は死に至る症状である。
スクーバダイビングで使用するタンクのことを「酸素ボンベ」と呼ぶ者がいるが、これはとんでもない誤解である。仮に純酸素(酸素100%のガス)を呼吸した場合、水深10m以上へ潜水するとほぼ確実に急性の酸素中毒を発症する。スクーバダイビングで使用するタンクに充填されているのは通常は普通の空気であり、特殊な場合でも酸素の割合が40%以下の混合ガスである。
酸素の吸い過ぎはあなたの健康を損なう恐れがあるので注意しましょう。