どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

間隙に

以前も書いたことがあると思うんですが、大きなイベントの後というのは非日常から日常への状況の変化が起こります。

昨日まではスーツを着て学会に行く、「非日常」な生活。

今日からはジーンズをはいて大学に行く、「日常」な生活。

このギアチェンジする感覚というのは、何度経験しても不思議です。

それは、一週間にも及ぶ「非日常生活」の間に、ある意味それに慣れきってしまい、「日常」となっていたからです。

逆にそれまでの「日常生活」は「非日常」へと変化を遂げていました。

この感覚のギャップが何とも言えず、不思議なのです。

私は通常、生活に変化を求めていません。

同じリズムで時間を刻むことの方が好みだとも言えます。

しかし、適応力がないわけでもないので、変化が生じてそれを取り入れることには大して抵抗を感じません。

それでも自分自身の刻むリズムは変わらないと思うからです。

変わるのはパターンだけです。

このように考えると、「日常」を変化させる必要が生じた場合、日常から非日常、そして新たな日常への変化、と言うものはそれほど難しくないのかもしれません。

「やろうと思えばいくらでも変えることができるんだ」という意識は、逆に変えないことを強く肯定する後ろ盾になるような気がしています。

この週末は個人的に「非日常」と「日常」の隙間であると考えています。

非日常は終わってしまったけど、日常はまだ始まっていない「未日常」とでも言うべき間隙。

そんな時間を持てる幸せを噛みしめつつ、明日の休日は大切に一日ダラダラと過ごそうと思っています。