BAR
いつかBARに行ってみたいです。
私はBARどころかドトールに1人で入ることすら稀な有様ですが、BARには行ってみたいです。
「マスター、いつもの」
ロックで運ばれてくるバーボン。
カラン…、と氷の転がる音がする。
何も語らずにグイッとグラスを空にする。
語らずとも、そこには人生が透けて見える。
こういうのが似合うようになりたいですね。
バーボンより焼酎の方が好きですけど。
そして似合うようになったら次の目標はこれです。
「あちらのお客様からです」
これって相当自分に自信がなければできません。
一生に一回はやってみたいなあ、と。
その「一生に一回」の時に相手に怪訝な顔をされたら、ああ人生透けて見えちゃったなー、と素敵な気分に浸れることは間違いないです。
酒が進みそう。
「マスター、もう1杯」
そんなふうに飲んでみたい。