条件次第
「では引き受けてくれますか?」
「条件次第だな」
「○○の条件」というのは、制約であり前提であり閾値のことです。
その条件が明確であれば何も悩む必要はないのですが、曖昧な対象への「条件づけ」は結構難しいです。
例えば、「親友」や「恋人」に求める条件とはなんだろう?と問われても、これはとても難しい。
結果として「親友」や「恋人」になった人が、自分の求める条件を満たしていたと考え、そこから共通項を調べることで私が無意識のうちに「条件」にしていることが見えてくるかもしれませんが、果たして意味があるのかどうか。
「会ったことある人」で「私を嫌がらない人」で「気が合う人」という、言ってしまえば当たり前の条件です。
「好み」も反映されるとは思いますけど、これは「条件」よりは制限が緩いです。
難しいのは、自分も常に他人にとっての「条件」に晒されており、取捨選択されているということです。
上記の「親友」や「恋人」になるためには、相手が自分の条件に合致することに加えて、自分が相手の条件にも合致しないとならないので、難しさは桁違いです。
「自分と相手の条件を合致させる」ことが桁違いに難しいからこそ、私には恋人がいないんです。
そうに違いありません。
決して「そもそも私が相手の条件に当てはまりようがない」ワケではなくてね。