どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

横断歩道にて

横断歩道は不思議スポットです。

割と沢山の見知らぬ人が、ただ何となく立ってるだけの空間。

見てたからと言って青くなるわけではないのに、何となく赤色を見ている時間。

赤から青へと変わった途端に何となく動き出す影。

この様子を観察するのは意外に面白いです。

横断歩道で信号待ちをしている人は、何パターンかに分類できると思います。

「待っている地点」に注目すると、大雑把に二種類に分類できます。

歩道の端ギリギリの殆どそこは車道なんじゃないかというような場所で待つ人と、割とゆとりを持って距離を取っている人と。

「青になった時のスタート速度」に注目すると、明らかに「青になる前」にフライング気味にスタートする人と、「青になった」のを確認してから渡り始める人と。

きちんと統計を取ってないので分かりませんが、「ギリギリで待つ人」と「フライングする人」は一致する率が高いような印象です。

せっかちな人なんでしょうか。

それとも職場から家までのタイムアタックをしている最中なのでしょうか。

私はたまにタイムアタックをして自己記録の更新にチャレンジするので、そういう時は凄くせっかちな人に見えると思います。

それにしても、信号待ちをしている時に誰か一人が信号無視をすると、他の人達も続々と渡り始めるのは何故なんでしょうね。

横断歩道を渡る渡らない、信号を無視するしないの判断くらい自分ですればいいのに、と思ってしまいます。

今日も気付いたら信号待ちしているのが自分一人になっていたのでそんなことを思いました。

信号無視をするなら、堂々とポリシーを持って渡ればいいんです。

一回青信号を待とうと決めたなら、他人を気にせずに信号待ちをすればいいんです。

だから、私は「最初に信号無視をした人」には結構好意的です。

もしかしたらその人はタイムアタックの裏技として信号無視をしたのかもしれないですし。