どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

魚釣り

最近のCMでは「続きはWebで」とか「○○で検索」という形態のものが増えました。

ネットの普及を考えたら当然の流れなのかもしれませんが、私はこのようなCMがあまり好きではありません。

CMを見るために労力が必要ですし、ネットをしない人にとっては意味不明のままですし、CMを作った人の「面白いでしょ?続き気になるでしょ?」という意識が透けて見えるのが非常に不快です。

正直オダギリジョーが何を選択したとしても興味ありません。

劇団ひとりはちょっと気になりました。

このようなCMを見た人の3割が実際に検索をしているようです。

CM 視聴者の3割が実際に検索、最近流行の「○○で検索してください」

私は前々から疑問だったことに、「○○で検索」の「○○」で検索しても、その企業のサイトがトップに出ない場合はどうするんだろう?と言うものがありました。

よく似た別のサイトを作って、SEO的に検索のトップに来るように頑張って、そして「ここにメールアドレスを入力!」とか言うフォームを作れば、簡単に色々な個人情報を手に入れることができそうです。

疑問だったのでちょっと調べてみたところ、このような記事を見つけました。

高木浩光@自宅の日記;三井住友銀行、「雨やどり」「お風呂あがり」で検索のテレビ広告で便乗フィッシングの危機(被害防止用エントリ)

一部を引用させて頂きます。

三井住友銀行のテレビCMで、「雨やどり」「お風呂あがり」で検索させるシーンが放映されているらしいが、現時点で、検索結果の上位に登場するサイトは「雨やどり」「お風呂あがり」のどちらも三井住友銀行の本物サイトではない。「雨宿り」「あまやどり」「お風呂上り」「おふろあがり」も同様だ。

Googleで「雨やどり」で検索した1番目は、現在のところ、露骨な性描写を含む二次元児童性愛倒錯ゲーム*1のサイトになっている。2番目以下もマイナーなページばかりだ。ちょっとしたドメインのページに三井住友銀行を装った偽サイトを作成されると、それが上位に出てきかねない。そのような偽サイトによる詐欺の危険性を低減するため、この日記が先に読まれることを期待し、次のとおり書いておく。

私が危惧したことが非常に丁寧に分かりやすく書かれていました。

是非当該エントリを読んでみて下さい。

ちなみに「どことなくなんとなく」で検索すると、このブログがトップにきます。

ブログ名の由来である藤子・F・不二雄先生の短編「どことなくなんとなく」について書いてあるようなサイトではなく。

と言うことはこれも一種の「釣り」なのかなー、とも思ってみたり。