どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

クリアサウンド

ここ最近、音楽を聴いていると「お。いい音だな。」と思うことが増えていました。

音がとても澄んでいるように聞こえるんです。

それがちょっと不思議でした。

というのも、特に音楽を聞くための環境は変わっていないからです。

iPodiPod shufflePowerBookのどれかが音源で、ヘッドホンはもっぱらSENNHEISERPX200です。

全く変わっていません。

個人的にこれ以上の環境は必要ないと思っていますし。

スピーカーはちょっと欲しいですけど。

音を奏でる装置の状況が変わっていないんですから、音を受け取る側、つまり私が何か変化したと考えるのが妥当です。

音楽を楽しむ心の余裕が生まれたんだろうか、この歳になって絶対音感に目覚めたんだろうか、耳の中の空洞がちょうど良い反響を生むような形に変化したんだろうか。

色々考えられました。

それくらいに音がクリアに聞こえている気がするんです。

でも心の余裕と言っても、むしろ一時期よりも切羽詰まってますし、クリアサウンドに見合うほど心も頭もクリアではありません。

絶対音感は一般的に3~5歳までに身に付いて、その後に身につけるのは困難だと言われています。

なんの訓練もしていない齢26の男がひょっこりと身につけられるとは思えません。

すると残る可能性は、「耳」の環境が変わったことです。

何かあったかなー、耳掃除したのいつだっけかなー、と悶々と考えた結果、心当たりがありました。

髪の毛を切ったんです。

切る前は耳に被さっていた髪の毛も、今はすっきりと耳上です。

髪の毛がちょうど防音壁のような役割を果たしていたようです。

答えが出てすっきりしました。

なんとなくくだらない答えでしたけど。

なお、その答えのくだらなさに関しては突っ込まれても聞こえません。

クリアなサウンドを堪能するために、ヘッドホンしてますから。

曲の切れ目の時ならば、聞こえないふりをしますから。