どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

暖冬

夜に長椅子の方のベンチに(実験台のこともベンチと言います)寝転がっていました。

普段なら屋上なのですが、何となく今日はベンチにしました。

例年ならこの季節はまだまだ寒く、下手をしたらベンチには雪が積もってるくらいなのですが今年は雪が降りません。

一度積もりましたが、消えました。

そしてベンチに寝転がってもそんなに寒くないんです。

冬が来ないうちに冬が終わってしまいそうです。

ベンチに上を向いて寝転がって、何となくベンチ上に広がる木の枝を見ていました。

ベンチの横にはハクモクレン(多分)の木が植えてあって、毎年春には綺麗な白い花を見せてくれてます。

街灯に照らされるハクモクレンの木を、VAN HOUTENのミルクココアを飲みながら眺めていると、ふと気づきました。

もうつぼみが付いていることに。

例年ならハクモクレンが咲くのは四月になってからです。

従ってつぼみがつくのは早くても三月です。

今年は冬が一ヶ月以上も早く終わろうとしているのかもしれません。

むしょうに切ない気持ちになりました。

今年の冬は、なんだかとてもつまらないです。