どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

タイムマシンにお願い

もしタイムマシンがあったとしたら、過去と未来のどちらに行きたいかをよく考えます。

そして答えは決まって「未来」です。

確かに過去にどんなことがあったのかをこの目で見たいという気持ちは大きいのですが、それにも増して「未来はどうなっているのか」を見たい気持ちの方が大きいです。

10年前に現在の状況を予測できていたか、というと、全く出来ていませんでした。

たった10年なのに。

これが50年、100年、1000年先だったら、一体どんなことになっているのか。

興味は尽きません。

タイムマシン自体はワームホールを利用したものや宇宙ひもを利用したものなどが考案されているようですが、まだまだ実現にはほど遠そうです。

でもこれは「過去」に行くことを想定しているからでもあります。

「未来」に行くだけであれば、光速に近い速度の出る乗り物を造ればいいだけです。

相対性理論によるウラシマ効果で、光速で移動する物体の時間の流れは遅くなりますから。

少なくてもワームホールや宇宙ひもを用いるものよりは、実現の可能性が高いのではないかと思います。

それに「未来」に行った方がリスクが小さいんですよね。

「タイムマシンが発明された現在」よりも「未来」の世界には、当然のことですが「タイムマシン」の存在する可能性が極めて高いです。

「現在」のものよりも高性能のものが。

すると、「現在」の技術では「現在に帰ってくること」が無理であったとしても、「未来」のタイムマシンならそれも可能となっていることは充分考えられます。

このことは結構重要だと思います。

未来に行った場合で一番怖いのは、「もう人類は居なかった」とき。

地球が残ってればまだ望みはあるんですけどね。