どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

The 謎

先日より書いている論文ですが、校正から返ってきました。

校正というのは、英語が母国語の人に実際に論文を読んでもらって、おかしなところを直してもらう作業です。

ネイティブの人にとっては、きっと違和感だらけの文章だったんだと思います。

結構直されていました。

直されていたところは、言われてみれば「なるほど」と納得することが多かったです。

場合によっては中学生レベルの文法も間違えてました。

主語が複数形なのに、動詞に「s」を付けてしまっていたり。

時制が一致してなかったり。

そのようなところは「なるほどなるほど」と思いながら文章を直しました。

でも一番沢山直されていた言葉に関しては、どうしてそうなるのかが全く分かりません。

その言葉は、「the」です。

どうしてそこには「the」が必要なのか、どうしてこっちには「the」は要らないのか、何でここは「a」から「the」に直されているのか、さっぱり分かりません。

謎です。

日本語には英語の「冠詞」に相当する言葉が無いので、ニュアンスがイマイチ分かりません。

言葉はある程度感覚的なところもあるので、使い慣れていない概念については理解しにくいんだと思います。

なので、慣れる意味も込めて日本語にも「the」をつけて書いてみればいいと結論づけました。

The 日本語は the 他の言語に比べて、とても the 言語としての the 柔軟性が高いため、そのうちに the 日本語にも the 「the」という the 冠詞が根付く時が来るかもしれないと思いましたが、とても the 面倒なので、絶対にそんな the 日は来ませんね。

だって、こんな the 適当な文章を書くだけで、the 大変。

The お終い。