どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

守るため破るため

「法」や「規」や「約」が付く言葉は、決まり事を定めている言葉である場合も多いです。

決まり事なので、当然の前提としてそれは「守るもの」であるはずなのですが、誰もが守れるものであるならばわざわざ明文化する必要がないという性質を併せ持っているので、実はその存在そのものがとてもパラドキシカルであるとも言えます。

アイロニカルとも言えるかもしれません。

守るものであると同時に、破るものでもあるわけです。

法律や規則や約束は、守るべきものであると同時に、破られることを想定しているものです。

この辺の矛盾具合に個人的に一番似ていると感じるのは「信じる」という概念です。

「信じる」という概念は、裏に「疑う」という概念がないと成立しないものです。

疑いが無ければ、そもそも信じる必要もなくなるんじゃないかな、と。

若干話が逸れました。

私は今のところ、身の回りにある沢山の決まり事について、なるべく破らないように気をつけて生きています。

一般的にその方がリスクが少ないですし。

ただ、現状一つだけ破ろうかどうしようか悩んでいることもあります。

今書いている論文の投稿規定を満たすのは、きっと無理です。

文字数の制限がきつすぎます。

実際に雑誌に載っている論文を見ると、明らかに投稿規定から逸脱しているようなものが多いですし、きっときっとこの規定は破っても大丈夫なんです。

故意犯的に、規定を満たさないままで投稿する方針で作成中。