どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

窓の外

私の所属する研究室は、建物の7階にあります。
それなりに高さもありますし、建物の前には大きな建築物もないため、割と見晴らしが良いです。
よく、窓の外を眺めています。
窓の外は、「こちら側」に対する「あちら側」というか、世界が別であるという感覚が強いです。
下を見ると色んな人が色んなことをしてますし、正面を見れば山っぽいのが見えますし、隔離された(保護された)中で「あちら側」の世界を見てなんとなく楽しんでいる、そんな気分です。
私は以前、屋上に行ってまったりとすることが好きだったのですが、これとは全く違う気分です。
屋上は、どちらかというと「あちら側」がもう少し近い印象で。
飛び立とうと思えば飛び立てる感覚が素敵で(もちろん飛び立ったら落ちますけど)
対して窓の中から見る「あちら側」は、やはり隔離された(束縛された)中から、覗いているに過ぎません。
色々と物足りない。
それでも外を見ずにはいられません。

よく、窓の外を眺めています。
街ゆく人の傘で、雨の具合が分かることが利点と言えば利点。