どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

ぶらり温泉の旅

先週末に一泊で温泉に行ってきました。
疲れた心と身体を癒しに行くという名目で。
実際、どこまで疲れていたかは謎なんですけど。
果たして温泉で癒されるかどうかも謎なんですけど。

温泉に行った土曜日は、気温、湿度ともに高く、じっとりと汗が滲むような天気でした。
ある意味で温泉日和。
宿に着いたら早速、温泉に向かいました。
7階にある展望風呂です。

浴衣やタオルなどを持って温泉に出かけ、脱衣所に入りました。
すると、なんだか様子がおかしくて。
人が寝転んでいるんです。
周りには人が数人居て、バスタオルで足を抑えていました。
足の位置は、心臓よりも高め。
明らかに温泉内で転倒して怪我をした人です。
タオルで太ももを縛ってはいなかったので、出血はそれほどでもなかったのかもしれませんが。
状況を見る限り、タイミング悪く来てしまっただけの私に出来ることはなさそうだったので、気にせずに温泉に入ることにしました。
服を脱いで全裸まであと一歩という所で人が宿の人が数人入ってきて。
女将と思しき人も入ってきて。
なんだかちょっと気まずかったです。
転倒に注意しながら温泉を満喫。
非常にいい気持ちでした。
靴下を片方無くしました。

夕食を済ませ、部屋でまったりとしたあと、23時頃に今度は露天温泉へと行ってみました。
脱衣所に入ると、見知らぬおじさんに声をかけられました。
「にいちゃん、気持ちよかったぞ」
私はおじさんの方に視線を向けないまま、反射的に答えました。
「マジっすか。良いですね」
こう答えてからおじさんの方に視線を向けたら、そのおじさんの身体には模様が彫り込まれていました。
露天では他に誰もいなく、ずっと私一人だったため、ふわふわしたりぷかぷかしたりゆらゆらしたりと、非常に満喫できました。
温泉に来て癒されてる!と思い込むことにも成功しました。

本当は次の日の朝も温泉に入りたかったのですが、当然朝に起きれるわけも無く、慌ただしくチェックアウトして温泉の旅はお終い。
いい気分転換になりました。
たまにはこう言うのも悪くありません。
また行きたいですね。
また非日常に逃避したいです。