どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

夏は寒い

先日のサミットの影響もあるのか、国立大学では省エネルギーへの取り組みについて通達があったようです。
私の所属する大学でも省エネルギーに取り組まなくてはならなくなり、研究室の雑務一般を担当する私は、その報告義務が生じました。
昼休みの消灯とか、エアコンの温度設定は28℃とか、そのようなものを逐一報告しないとならないんです。
あと2ヶ月以上も。
それだけでも相当げんなりとする仕事なのですが、唯一の利点として、おおっぴらに「エアコンの設定温度は28℃」と主張できることです。
おおっぴらに「エアコンの設定温度を28℃」に設定する権限を得たことです。
これは、私にとっては本当に大きな権限です。

今までの経験上、夏期のエアコンの設定温度は、低い温度の方が優先されやすいような気がします。
28℃設定派と25℃設定派がいた場合、大抵の場合25℃派の勝利に終わります。
そして28℃派やむしろエアコンは要らないよ派は、寒い思いをして長袖を着込むわけです。
そして、なぜかエアコンは要らない派の人の席が、エアコンの直風をあびて一番寒い席だったりするわけです。
私のことです。
昨年度までいた研究室でもエアコンの直風をあびて一番寒い席だったですし、今の研究室の席もエアコンの直風がやってくる席です。
なるべく、エアコンはつけたくないんです。
それが地球のためにもなります。
あの広さの研究室に、3台も4台もエアコンは必要ないですし、3台も4台も稼働させる必要もないんです。
省エネルギー管理担当として、あくまでも地球のために、必要はないと判断したエアコンはどんどんどんどん止めています。
それでも、こんなに省エネルギーの協力を呼びかけているのに、全部のエアコンのスイッチをつけて歩く人もいるんですよね。
お前は地球がどうなってもいいのか、と。
地球が温暖化で二酸化炭素なわけですよ。
自分が寒いことよりも、もちろん地球のためなんですよ。

それにしても、常々疑問なのは、温度を下げたがる人達は寒くはないのだろうか?ということです。
むしろ私よりも薄着の人が多いのに。
一年のうちで、最も他人との間で感じる「相違」はこの温度感覚の相違です。
夏は、寒さとの戦いです。
あ、あともちろん、地球が温暖化で二酸化炭素ですよ。