どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

ハードルが高い話

物事を新しく始めたり、しばしの間中断していたことを再開したりする場合、結構ハードルが高くてなかなか行動に移せないようなことがあります。
やらなきゃならないとは思うけどやる気がしないし今日は日が悪いから間をとって明日から頑張ろう、と思い続けて気づいたら一ヶ月くらい経っていたり。
私は理系ですので理系らしく、「心の活性化エネルギー」と言っています。
理系ですから。

活性化エネルギーを下げるものは触媒と相場が決まっているのですが、なかなか周りに触媒になり得るものがありません。
オキシドールに対する二酸化マンガンは、そうそう転がっているわけではないようなのです。
すると、自力で自らの精神力をもってしてハードルを超えなくてはならなくなり、そうするととてもとてもハードルが高いんです。

今、ハードルを超えられなくて後回しかつ先送りにしていることは、結構あります。
例えば実験だったり、例えば調べ物だったり、例えば書類仕事だったり、例えば火曜日のプレゼンの準備だったり。
例えば先日の事業仕分けについてのエントリを書くことだったり。
私を雇用してくれている予算は三分の一の縮減でした。どうしよう。
真面目に考えてますけれど、現状をしっかりと認識した上でアピールする以外にはなさそうです。

しかし、今日、頑張って超えたハードルがありました。
活性化状態を超えられたのです。
その超えたハードルは「車で通勤」
先月は中盤に学会で京都に行き、帰ってきたと思ったら体調を崩してしまって、しかもその体調不良を割と引きずってしまっていたので、ずっと車には乗らない生活をしてしまいました。
車を買う前と同様に地下鉄が主な移動手段。
この、長年続けてきていた移動手段は、快適だったんです。
寝れるし、ジャンプ読めるし。
そんなこんなですっかりと車は駐車場の花になってしまっていました。
せっかくスタッドレスに履き替えて、アルミホイールにまでしていたのに。

これじゃダメだ、と一念発起して、今日は頑張って車で通勤をしました。
実際にやってみると億劫になっていたのがウソみたいに、それはそれで快適でした。
しかし、ブーンと仙台市の中心部を通る大きな道を走っていたところ、横断歩道のない場所でじいさまが堂々と悠々と道を渡っていて、車はいい感じで流れていて、私の車のすぐそこにはじいさまがいると言う状況になって、気づいて本当に良かったです。
そして、今は雨。
帰りは雨の中を運転しないとなりません。
車通勤は、再び慣れるまではやっぱり億劫かもしれません。

それにしても、今日はもう一つ、「しばしの間中断していて再開するのにそれなりにハードルが必要だったこと」を乗り越えました。
ブログを、更新したんですよ。