どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

Life log としてのWeb log

Blogが「Web log」の略であって、もともとは「Webのlog」、つまりネット上のものの記録を取っておこうか的なものだったのが、日記に代表される「Life log」のツールとなって、今はLife log的なものは、人と人とを繋ぐ指向性のSNSの方に行ってしまって、Blogというメディアはライフハックやまとめみたいな、個人の感想と言うよりはむしろ「お役立ち情報」を発信するメディアとして、細々と生き残っているような印象を受けています。
余談ですが例えば2chまとめサイト等は、存在に賛否両論ありますが、あれは本来の意味に近い「Web log」なのかもしれませんね。

私がこのブログを始めたのは2005年の4月ですので、たぶん2回目くらいのブログブームの時です。
なんとなく始めて、なんとなく続いている、そんなスタイルです。
私の中でのこのブログの定義は、「Life log としてのWeb log」です。
要するに日記、つまりはチラシの裏と同じ役割です。
日記なのに、月に一回しか書いていない、月記。

「日記」は、その日にあった出来事を時系列毎に記すやり方と、その日にあった出来事の中で一つトピックを選んで、それについての詳細を記すやり方とがあると思います。
例えば、今日の私の行動を例にそれぞれを記すとこんな感じになりそうです。

時系列の場合。
朝;ちょっと寝坊。起きれない。眠い。
午前;あんまりやる気にならないままダラダラと論文の手直し。
昼;いつもの人達と昼食。この人達との縁を考えると面白い。みんな既婚者女性で、違う研究室の人達。
午後;ネズミ。
夕方;ネズミ。
夜;調べ物と論文とダラダラ。
今;ダラダラブログ。

トピックを選ぶ場合。
昼にこんなところを教えてもらった。
ちょっとおもしろい。
ちょっと欲しい。

特に何かがあるわけでもない、普通の一日でした。

毎日なにか特筆するべきところがあるわけではありませんし、取り立てて主張したことがあるわけでもありません。
残しておきたい何かがたくさんあるわけでもありません。
それでも、なんとなく好きなことを書いて、なんとなくWebの片隅にlogを残せることは、人との繋がりを重視する方向に進んでしまったLife logよりも、どうやら私の好みみたいです。