ピーターの法則
Natural Highさん経由でピーターの法則というものを知りました。
「社会はあらゆるポストが無能な人間によって占められて安定する」という趣旨のもので、有能な人は無能になるまで(これには能力の限界と能力の不得手の両方があると解釈)昇進するため、最終的には全てのポストが無能な人間で占められて、安定する、と言う法則らしいです。
ここから先は私の感想、解釈なので間違っているかもしれないことを明記しておきます。
「安定」をどう捉えるかが非常に難しいのですが、「平衡状態」であると考えると、それぞれのポストにはある一定の「無能」のレベルと比較して「有能」な人と「無能」な人が存在し、それぞれの人はそれぞれの「上」あるいは「下」のポストの人間と入れ替わり続けていると考えられます。
また、一般的な組織のポスト構成をピラミッド型であると仮定した場合、相対的に「下」のポストの方が人数が多くなり、必然的に能力の偏差が大きくなると推察されます。
逆にポストが「上」になればなるほど、相対的に人数が少なくなり、同時に求められる能力が高くなるため、偏差は小さくなるとともに、人間の入れ替わりも少なくなります。
つまり、「トップ」の人間は、偏差が最小、つまり確実にトップとしては無能な人間であるということになります。
他のポストであれば「比較的有能」な人間も居るのですが。
これを突き抜けるには、トップに立った人間が、トップに立ってもなお「能力」を持て余しているような特殊な例だけのようです。
「トップは確実に無能」
何かドキドキしてきてしまったのでこの辺でお開き。