どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

とにかくたくさん

小学三年生の時に、何かの本で大きな数の単位について読みました。

それ以来、どうにも忘れられないのです。

こういう無意味だけどちょっと面白いことは中々忘れないのだなあ、と実感しています。

日本語の場合(中国も)、10の4乗刻みに単位が変わっていきます。

順に記すと、

万・億・兆・京・垓・し(のぎへんに弟の崩れたような漢字を書く)・穰・溝・澗・正・載・極・恒河沙阿僧祇那由他・不可思議・無量大数

となります。

これが忘れられないのです。

一方西洋では、10の3乗刻みに、

キロ・メガ・ギガ・テラ・ペタ・エクサ・ゼッタ・ヨッタ

となります。

では、なぜ東洋は10の4乗で西洋は10の3乗で数を考えるようになったのでしょうか?

これはとても大きな問題のように思います。

全く確証は無いのですが、私は次のように考えています。

東洋は面積、西洋は体積が基本概念であると考えると、なんとなくその理由が見えてきます。

例えば東洋では、田んぼや畑などが大切です。

また住宅の建材にしても板を用い、石を用いるのは少ないように思います。

これらは全て平面です。

そして、100というキリのいい数字の平方の10000が単位として有用だったのではないでしょうか。

例えば、田んぼに縦100横100で稲を植えれば一面では10000本の稲ですから。

西洋は、レンガです。

住宅の建材に直方体であるレンガを用いていることがその概念の源であると考えます。

本当は今日の記事には、マンボウの卵は3億個で、かたつむりの歯の数が1万2000本だと書きたかっただけなのに。