どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

平行線の交わる場所

今日はちょっと知ったかぶりをして書きます。

ちょっとややこしい話ですが、最後まで読んでみて下さい。

平行線はどこまで行っても交わりません。

小学校の時に習いました。

しかしこれは、「ユークリッド幾何学」のおいての話です。

大雑把に言えば、「ユークリッド幾何学」は「平面上」での話です。

これに対し、「非ユークリッド幾何学」では「曲面上」についてを扱っています。

曲面上においては、平行線も交わることができます。

最も考えやすいのは、地球儀の「経線」です。

曲面である球体上では平行線である経線が、北極点、南極点において交わっています。

一般相対性理論によれば空間は重力の影響で歪みます。

つまり、今私たちが居るこの空間は「非ユークリッド空間」です。

歪んじゃってグニャグニャです。

まあ、歪みは実感できませんけどね。

ということは、例えば二人の人が近づこうとする意図は無く「平行に」「まっすぐに」歩いた場合でも近づいちゃっていることも有りうるわけです。

独りぼっちと思っても、いつの間にか誰かが隣に居たり。

逆も有りうるわけだけど。

歪みを実感できない上に各個人の歩く向きやスピードもバラバラなんですから、どこでどうなるかは分かりません。

だったら、自分の行きたい方向に、自分のやりたいように、自分のペースでゆっくりのんびり歩けばいいじゃないかな、と思いました。

その結果、自分とは余りにも違う方向、ペースの人は遠ざかって行くだろうし、逆に似ている人は何となく近づいて行くだろうし。

それでいいじゃん。

書いてるうちに「ユークリッド」が全然関係なくなってしまいました。

私の思考の方向と「ユークリッド」は遠かったみたいです。