どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

血液型

ヒトにはABO式で四種類の血液型があります。

これは赤血球表面の抗原(糖鎖)の構造の違いに因ります。

日常生活において血液型を意識する機会と言うのは、献血や輸血などもありますが、大抵の場合は占いなんじゃないかと思います。

例えば「今日の運勢」とか「A型の人はこんな性格」とか。

血液型と性格についての因果関係は、科学的に証明されているわけではありません。

しかし、多くの人がなんとなく信じてしまうくらいの説得力はあるんだと思います。

言葉を代えると、「B型の人はこんな性格」という血液型診断と、実際の自分の経験(周りに居るB型の人の性格)がある程度一致するために、信じてしまうんだと思います。

しかし、これにはいくつかの問題点があると思います。

例えば、「B型の人はこんな性格」という予備知識があるために、B型の人が「典型的なB型のような行動」をとったときに印象に残りやすいことがあります。

A型の人が同じ行動をしてもあんまり気にならないけれど、B型の人がその行動をすると「B型だし」と印象に残りやすいということです。

また、そもそもの性格診断というのも所詮文章にして10行程度のものです。

いくらでも解釈の仕様がありますし、普遍的な言葉が使われていることが多いので、誰にでも当てはまる部分もあると思います。

加えて、日本の場合はA型、B型、O型、AB型の割合が適度にばらついているので、そのような性格診断が広がりやすいこともあると考えられます。

従って、血液型診断はあくまで根拠のあまりない「遊び」として考えるのが一番だと思いました。

何でこのようなエントリを書いたかについては、勿論理由があります。

血液型による性格とか、相性とかの診断では、かなりの割合でB型の扱いが酷いのです。

話のネタや、遊びとしての血液型はとても面白いと思うので、B型だけを差別せずに、もっとB型にも優しい世界になってほしいと思ってます。

以上、B型のkasaでした。

みんなもっと優しくするといいと思うよ!