価値観の相違
良く聞く話として「価値観の相違」があります。
じゃあ、そもそも「価値観」って何の価値観なのか、ということです。
それは「イヤなことに対する感覚」だと思います。
そして「イヤなことに対する感覚」が違うと、お互いに相手が「イヤ」と思うことをしてしまう可能性があります。
自分が「イヤ」だと思うことは、目につきますし、気に障ります。
それが繰り返されると、「この人、イヤ」と「イヤ」の対象が「行動、言動」から「人物」に拡大されます。
勿論「イヤ」にもレベルがあって、我慢できる「イヤ」と我慢できない「イヤ」があるとは思いますけど。
逆のことを考えてみます。
「好きなことに対する感覚」が異なる場合です。
「俺、こういうの好きなんだ」
「(自分は興味ないけど)あ、そうなんだ」
「好きなもの」の対象が余程突飛なものでなければ、別にネガティブな印象を持つ要素にはなり得ないと思います。
自分はこれが好き。相手はあれが好き。
相手の好きなものを貶めるような態度を取らない限り、それは問題にはならないと思います。
自分にとって「好きなもの」が、相手にとっての「イヤなもの」である可能性もありますけど、これはどちらかというと「イヤなことに対する感覚」の違いです。
「価値観」が完全に一致することはあり得ませんので、相手の「イヤなこと」を把握して、お互いに気をつけることが大切だと思います。
また、「相手が何をイヤがるか」を知ることは、その人を理解することにも繋がるのではないかと思いました。
蛇足ですけど、私はこんなことに対してとても「イヤ」だと感じます。
・自分のスペースにずかずかと入ってくる(心理的にも物理的にも)
・自分のことは棚に上げて、他人に対する要求水準が高い。
・自分の都合だけで、他人を動かす。
・ある一面だけでその人を判断して、過大にあるいは過小に評価する。
研究室に居ると、「イヤ」だと感じることが多くてうんざり。