アカシックレコード
「広大な宇宙の涯てに存在するとされる、人類の過去から未来までの、意識上にのぼる歴史全てが記録されているデータバンク」
とあります。
自分の解釈では「全部書いてある本」です。
執筆者はもちろんラプラスの悪魔です。
もし、ふらりと立ち寄った町の図書館に「アカシックレコード簡易版~あなたの人生丸分かり~」のような本が置いてあったらどうしますか?
この本には自分の今までは勿論、これからのことも残らずに記載されています。
この本を読みますか?読みませんか?
大抵の人もそうだと思いますけど、私は読みません。
「読んじゃえよ」と耳元で悪魔が囁くのは間違いありませんし(執筆者だし)、それに抗えるかどうかも分かりませんけど、読みません。
いや、「奥さんどんな人なんだろう?」とか、ちらっとだけ見てしまうかもしれませんけど、肝心な所は見ません。
奥さんについての記載が無い可能性もあってちょっとだけ悲しくなりました。
未来を全て知ってしまうと言うのは、「希望」が断たれるのと同義です。
キルケゴールの「死に至る病」ではありませんが、全部知っているのでしたらこれから先、生きていく意味はありません。
未来は分からないからこそ面白い。
と言うわけで、希望に胸を膨らませつつ、明日神戸へと旅立ちます。
日常とは全く違うところに行くわけですから、「普段起こりえない何か」が起こる確率は高いです。
全く予測していない分、可能性の揺れ幅が大きいと言うか。
いいことがあるといいなあ。(今日の文はこれが言いたかっただけ)
ちなみに、学会期間中もいつも通り更新する予定です。
無線LANなホテルを予約したので。
もしお時間がありましたら、神戸でのはしゃぎっぷりを生暖かく見守って下さい。