日常と非日常
日常と非日常との境というのは、とても曖昧だと思います。
他人から見ると甚だ「非日常」に思えることが、当人にとっては「日常」だということはざらにあります。
本人にとっては毎日その状況にあるのですから、疑問を挟む必要もありません。
また、同一人物であっても、環境が変わることで日常は簡単に非日常へと変化します。
昨日までの日常は今日からの非日常、昨日までの非日常は今日からの日常です。
具体例を挙げましょう。
私の場合、普段の「日常」は学校行って実験して仕事して…、のような生活です。
しかし先週に限り、「日常」は学会に行って発表を聞いて発表をして…、のような生活でした。
実験は「非日常」の出来事になっていました。
ところが今日からはまた元通りの「日常」と「非日常」のカテゴリで生活しないとなりません。
この過渡期というのは、どうにも感覚がずれ易い。
実験久しぶりでダルいなあ、というお話。