どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

ビックリマン復刻に想う

20周年「ビックリマン」アンコールに応え復刻、アニメDVDやマンガの再販も

http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/11/10/006.html

ビックリマンチョコのオマケにビックリマンシールが付くようになったのが1985年。

1980年生まれの私は、正にビックリマン狂想曲に踊らされた世代です。

幼稚園年長~小学校低学年くらいの時期にストライクでした。

そのビックリマンが「ビックリマン20thアニバーサリーアンコール版」として復刻されるらしいのです。

当時、ビックリマンシールが欲しくて欲しくて堪りませんでした。

家の手伝いをしてお小遣いを貰ったり、父親のタバコを買いにいってお小遣いを貰ったりしながら、一個30円のビックリマンチョコを買うために頑張っていました。

そして、全財産をつぎ込んで(といっても多分200~300円)ビックリマンチョコを買い、胸がはち切れんばかりにドキドキしながら開封しました。

キラキラが出たときの狂喜、持ってないのが出たときの安堵、ダブったときの落胆。

覚えている限り一番嬉しかったのはヘッドロココが出たときです。

ダブったのは勿論トレードです。

友達同士で交換です。

ここにも色々戦略があって、「あいつはこれを持ってないけど、それがダブってるからこれとそれを交換してもらって…」のように考えていました。

他人の所持しているシールまで把握してたんですから、嫌な子供です。

あと、ビックリマンを語る上で欠かせないのは「ロッチ」。

ガチャガチャで手に入るビックリマンの偽物でして、裏のメーカー名のところ、本来なら「ロッテ」であるところが「ロッチ」になっているものでした。

色も嘘くさい色で、いかにも偽物といった風情でした。

そうすると「ロッチ」の「チ」の上の棒と下の棒の間を削って消して、「ロッテ」に見せかけることで本物のビックリマンシールと取り替えようとする輩も出てきました。

私のことです。

こんな想い出が止めどなく溢れてきてしまうビックリマンシールが復刻です。

今なら「大人買い」も可能です。

大人ですから。

130種類を揃えることも、今の方が格段に簡単です。

大人ですから。

ただ、いくら買ったとしても当時味わったような「胸のトキメキ」はもう味わえないんだと思います。

あの頃とは、自分の中でのビックリマンの価値が違うので。

それならば、思い出は思い出のままにしておこうと思いました。

首都圏で期間限定の発売となっており、価格は1個80円(税別)。
そもそも買えませんし。

……80円を用意できないわけではないですよ、念のため。