どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

10年前の11月

10年前の11月、当時中学三年だった私は、日々特訓に明け暮れていました。

昨日一昨日に書いたようにこの時から一年後、二年後には車と衝突しています。

それに向けてヴァーチャルな世界でイメージトレーニングを積み続けていました。

マリオカートです。

勿論スーバーファミコンです。

毎日学校の帰りに友人宅に寄り、二人でひたすらマリオカートをやりました。

私はノコノコ、彼はマリオが愛車です。

彼はとても強く、私の勝率は2割程度でした。

完敗でした。

この生活は2月まで続きました。

とても高校受験を控える受験生とは思えない生活です。

でも勉強に差し障ることはありませんでした。

そもそも全く勉強をしていなかったので。

二年連続で事故るってのは中々稀な経験だと思います。

もし万が一、何かの拍子で私の事故が大々的に報道されたとします(されませんでしたが)

そして私の過去を洗っていくうちに、「中三の時に夢中になってマリオカートをやっていた」と言う事実が明らかになります。

そうすると「ゲームのし過ぎで仮想世界と現実世界の境界が希薄になり、この世界もゲームの世界だと思いこんだ結果、限界以上のスピードを出してしまったのではないか」という議論がなされるのかもしれません。

ゲームやったこと無い人ほど、上記のような「ゲームの世界と現実世界を混同」のようなことを言うような気がします。

気がするだけですけど。

もっと考えると、割と残忍な殺人事件等を犯した少年がゲームやマンガの好きな少年だった場合、よく上記のような議論がなされているように感じます。

でも、このような事件を犯す人ってのはごく一部なんですよね。

ゲームをしている圧倒的多数の人数に比して、ほんの僅かの割合です。

それならば例えどんな集団であっても、ある割合で罪を犯すようなポテンシャルを有した人間は存在します。

例を挙げると、「殺人を犯した人が朝食にパンを食べていた」とします。

だからといって「パンを食べたら殺人を犯しやすくなる」と考えるのは全くのナンセンスなわけで。

当初の話題から脱線しまくった挙げ句に、例え話の例え話で結論がナンセンスだ、と論じているこの文章こそが全くのナンセンスなわけで。