どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

雪の大晦日

仙台では雪が降っています。

細かくてキラキラした粉雪が降り続けています。

夜の闇と街灯の光を反射する雪のコントラスト。

気温は低いですが、とても綺麗でした。

とても綺麗なんですが、ボーッと空を見上げ続けるには寒すぎでした。

やはり年末ですね。

きっと空の上の神様の世界でも年末でお休みなんです。

そんな中、雨の神様だけは仕事熱心で、年末年始を返上で働いているんだと思います。

でも雨の製造業者が年末は休みなので、前もって雨を大量発注しておいて、それを冷凍保存していたんです。

それで昨日今日明日と雨を降らせようと思ったんですけど、冷凍してある雨を溶かすのがきっと面倒だったんですね。

「いーや、そのまま撒いちゃえ。どーせ仕事してるの俺だけだし、バレないだろ」

雨の神様も結構いい加減です。

お前達のことですよ、闇淤加美神(くらおかみのかみ)、闇御津羽神(くらみつはのかみ)。

古事記に出てるくらい古い神様なんだから、もうちょっときちんとして下さい。

ところで、下界でも年末はお休みの人が多いです。

でも年末は業者さんが休みになることをうっかりすっかり失念していました。

ドライアイスがありません。

発注するのを忘れてました。

仕方ないので適当に誤摩化そうと思います。

雨の神様はきちんと発注した上でちょっと仕事がいい加減なだけでしたが、私は発注すら忘れた上にそれを誤摩化すために仕事もいい加減にやろうと言うわけですから、どちらがより質が悪いかは明らかです。

雨の神様、偉そうなこと言ってごめんなさい。

もう研究を始めて来年で5年目なんだから、もうちょっときちんとしようと思います。

と言うわけで大晦日も寒そうです。

皆さんも風邪などをひかぬように気をつけて、元気に新年を迎えて下さい。

良いお年を。