どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

規制緩和

ちょっと古い話題で恐縮ですが、昨年の一年間は日本では生まれた人よりも死んだ人の数の方が多かったようです。

初めて人口が減少に転じてしまいました。

ところで、「輪廻転生」ってありますよね?

仏教の死後観の元であるインドの思想によると、現世を6つの世界に分類しています。

天界・人間界・修羅界・畜生界・餓鬼界・地獄界の6つです。

そして死後はこの六道を輪廻・転生するとの考えです。

ところが、シャカは六道輪廻では永遠に苦しみから逃れることができないと考え、極楽世界(輪廻を超越した世界)である浄土を考えました。

面倒くさいので平たく言うと、クルクルクルクル生まれ変わったあと、ある一定の条件を満たせば極楽に行けるよ、と言うことです。恐らく。

仮に輪廻転生が本当にあるとします。

そして、50回輪廻を繰り返せば、極楽に行けるものと仮定します。

しかし、多分規制緩和か何かで30回くらいで極楽に行けるようになったんじゃないかと。

極楽も少子化なんです。

その反動で現世に生まれて来る人の数が減ったんですよ、多分。

さらに、生まれ変わって修行を積めば積むほど「良い人」になると仮定すると、規制緩和により今まで居た「30回から50回生まれ変わった」比較的「良い人」が全く居なくなってしまうわけですから、犯罪率の増加にも繋がってしまいます。

現代社会の抱える闇の原因がこんなところに。

困ったものです。

一番困ったものなのは、くだらないことばかり考えている私の頭の中なのかもしれないとちょっと思った。