オリンピックに対する違和感
トリノオリンピックが閉会を迎えました。
見られる範囲では見ましたが、沢山の競技を見ることが出来なかったことが個人的には残念でした。
テレビでオリンピックを見ていて、どうにも違和感をぬぐい去ることができませんでした。
メダルを逃すたびに「惨敗」「惜敗」などと煽り立てられていたことに対してです。
4位入賞は物凄く立派な成績だと思うんですが…。
オリンピックはもはや「参加することに意義がある」大会ではないということですね。
非常に端的だな、と思ったのはこの記事の遅塚選手団長の言葉。
http://torino.yahoo.co.jp/news?c=torino&a=20060226-00000056-mai-spo
一部を引用します。
「メダル5個」を目標に掲げながら、フィギュアスケート女子の荒川静香(プリンスホテル)の金メダル一つに終わったことに対して、遅塚団長は「厳粛に受け止めなくてはならない。最低の結果といえる。日本の国民に謝罪を申し上げる」と話した。「最低の結果」ねえ…。
頑張った選手の人達に対してもの凄く失礼だと思うんですけど。
選手の人達は、胸を張って帰ってくればいいんです。
もし競技で失敗してしまったなら、そのことは反省して今後に活かしてもらえば充分だと思います。
「国民に謝罪」なんて必要ありません。
何にも悪いことはしてないんだから。
むしろ選手に対するサポートが不十分なために(冬季オリンピックの種目になる様な競技は、金がかかったり、専用の施設が必要だったりと満足なサポートを受けにくい)選手が実力を発揮できるような環境を整えられなかったのであるならば、謝罪の対象は選手であるべきです。
と、ここまで書いてこんな記事を見つけました。
言いたいこと、全部書いてありました。