どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

共通認識

他人とコミュニケーションを取る時は、当たり前ですが言葉を使います。

当たり前のように会話をして、意思の疎通を行なっていますが、よく考えるとこれって結構凄い。

言葉が通じても、ある程度の知識の共有が無いと意味は通じないからです。

例えば、「犬を見た」と言えば、大体の人は「犬」を思い浮かべてくれると思います。

大抵の場合はこれで会話としては問題ありません。

でも「犬」というだけでは、範囲が広すぎて正確に意味が伝わらない場合もあります。

その「犬」がドーベルマンなのか、ブルドックなのか、秋田犬なのかが大事になる場合も考えられるからです。

その場合、より正確に伝えるために「アイリッシュコーギーを見た」と言えば、間違いは少なくなりますが、今度は「アイリッシュコーギー」が何かを知らないと意味も通じなくなります。

他人と会話をする際には、その人と自分とがどの程度の共通認識があるかが結構大事なのかな、と常々感じています。

この共通認識(知識)は世代によって大きく違います。

所謂ジェネレーションギャップというものです。

最近、4学年下の後輩と話をする機会が多かったんですが、節々にこの共通認識のズレを感じてしまいました。

例えば、私たちの年代は高校の時は携帯電話なんて持ってなかったですけど、ちょっと下の世代だと持ってる事が当たり前になってますし。

高校の時に携帯でほにゃらら、という話題を振られても困るんです。

「携帯無かった」と答えた私を違う生き物を見るような目で見ないでorz

でも困った時はドラゴンボールの話をすれば大丈夫。

世代間の隔絶なんて微塵も感じない。

「チャパ王が…」「サイバイマンと戦った時のヤムチャが…」で話が通じるんですから、ドラゴンボールは凄いと心底思いました。