ユーザーインターフェイスの重要性
言うまでもないことかもしれませんが、ユーザーインターフェイス(UI)の出来の良さは使いやすさに直結します。
理想なのはシンプルであり必要十分の機能を分かりやすく提示しているようなものだと思います。
私は全くの門外漢なので詳しいことは知りませんが、UIの開発にリソースを割いている人達には是非とも頑張って欲しいと思っています。
私の個人的印象として、今までUIというとOSやその上で動くアプリケーションについて述べることが多かったのではないのかと感じていました。
私自身、MacのUIがWindowsのそれと比較して、使いやすいと感じるのでMacを愛用している側面もあります。(実際のところはMacじゃないと仕事にならないのですが)
しかし、最近では更にもう一つ、UIの重要性が問われる場面が出てきたように感じます。
それは、Webベースの様々なサービスです。
Googleを筆頭に、様々なところが様々なサービスを、Webベースで提供するようになっています。
その最大の利点であると考えられるのは、パソコンの環境に依存しないことだと思います。
インターネットに繋がるパソコンさえあれば、それがMacだろうがWindowsだろうが使えますし、ブラウザに依存しなければ尚良いです。
逆に、最初からOSやブラウザに依存しないサービスを提供できるだけのポテンシャルがあるにも関わらず、わざわざ「Mac不可」とか「Internet Explorerで接続して下さい」などにする意義が分かりません。
顧客を増やしたいのなら、ユーザビリティの改善が必須のはず。
うちの大学が、履修の登録や成績の確認を全てオンラインにしたんですよ。
学内から接続しているパソコンのみでの対応で。
このオンラインの登録が全て上手く機能すれば、学生にとっても大学側にとっても手間が減るので、大歓迎です。
「全てが上手く機能すれば」の話です。
とりあえず新年度ですし、履修を登録しないと卒業できなくなってしまうので、オンラインでの登録にチャレンジしてみました。
そのUIが酷く分かりにくい上に使いにくいんです。
しかもMacの標準ブラウザであるSafariでは上手くいかない(フレーム内での表示が変)
Firefoxでも上手くいかない。
じゃあ、仕方ないと思い、Windows2000上のIE6.0からの登録を試みたのですが、これでもダメ。
というか、そもそも見ただけでは登録の仕方すら分からないようなUIでは話になりません。
加えてシステムがバギー。
周りの人達もみんな上手くいかなかったみたいなんですけど、これって結構大きな問題だと思います。
相当な数の人間が、履修受理されなさそう。
私はそもそも授業が無いので、後から確認したところ登録しなくても大丈夫だったらしいのですが…。
このせいで卒業できない事態とか、意味分からないですから。