どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

インテルMac

Appleインテルチップを採用したMacを発売してから、もう結構経ちます。

そうすると当然、周りにインテルMacが増えていきます。

今年から研究室に来た人達は、選択の余地無くインテルMacを買っています。

というか「買うならiMacが良いと思うな!」と先輩権限を活かして焚き付けています。

そんなわけで今のところ、私の周りにはiMacが3台、MacBook Proが1台あります。

PowerBookを使用する身としては、正直MacBook Proが羨ましいです。

実際に結構な頻度でインテルMacを使っての、感想をちょっとだけ書きたいと思います。

最も頻度が高く利用しているのは、iMac 17インチ(1.83GHz Intel Core Duo)です。

隣の席の4年(メモリ1GB)と、私の弟子(メモリ512MB)の二人が使っているので。

もうあちこちに詳細なレビューが沢山書かれているので、「何を今更」と言った感じではありますが、自分として色々分かってきたのでご容赦下さい。

MacOSX自体の速度は、圧倒的に速いと思います。

iMacG5と比べても速いです。

しかし、ノーマルの状態のiMacと、色々頑張って弄ってある私のPowerBookG4(1.5GHz メモリ1GB)なら、速度差は思ったほど大きくないと感じました。

もちろんどう頑張っても敵わないくらいの違いはありますけど。

半分負け惜しみです。

インテルプロセッサにネイティブのアプリケーション。

これも素晴らしい速度で動いています。

言うことはありません。

問題はRosettaを使って、PPC用のアプリケーションをインテルプロセッサで動かした場合。

ソフトにもよりますが、あくまでも「実行速度」という印象です。

私のPowerBookの方が全然速いです。

ただし、Rosettaによる変換には、メモリ搭載量に大きく影響されるようです。

1GBのメモリが積んであるiMacでは、そんなに大きなストレスも無く動いてくれていますが、512MBのメモリ量では正直キツい。

スワップが頻繁に発生している印象です。

これでは使い物にならないな、と思ってしまうくらいの状態なので、機会を見てメモリを増やすようにアドバイスしようかと思ってます。

そして当然のごとく試しました。

Windowsを動かしてみようと。

BootCampを使って、MacWindowsのDual Boot環境を構築するには、WindowsXP SP2のインストールディスクが必要なので断念しました。

試すためだけに買うには、ちょっと高過ぎます。

今回やってみたのは、Parallels Workstation 2.1 Beta5を使って、OSX上で仮想的にWindowsを動かす試みです。

Parallels Workstationは、インテルMacWindowsその他のOSをエミュレーションするためのソフトウェアです。

今回はWindows2000を入れてみました。

ホント、凄くサクサク動いて速いです。

速い速いと聞いてはいましたが、正直ビックリしました。

通常使用にストレスは全くありません。

ゲームに関しては試していないので何とも言えませんが、エミュレーションであることを考えるとスペックを要求するようなものは厳しいかもしれません。

Gyaoはたまに動画がコマ落ちするものの、充分に鑑賞に堪えうるだけの性能だと思います。

ドカベンのオープニングを見た限りの印象では、ですけど。

結論として、今までよりもインテルMacが欲しくなりました。

しかし、正直、まだ仕事に使うのはちょっと辛い印象です。

今の新メンバーは他に選択の余地がないのでインテルMacで仕事をせざるを得ませんが、PPCMacでのサポートが必要だと思います。

実際、一部のソフトはインテルMac上ではインストーラーが起動しませんでした。

逆に過去の資産が無ければ、インテルMacは有力な選択肢の一つです。

何といっても一台でMacWindowsも動くんですから。

今の段階では、自分ではPowerBookを使って、他人のインテルMacで遊ぶのが一番楽しそうだな、と極個人的に思いました。