どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

学生さんと呼ばれて

何度か書いていることですが、私は大学院博士課程の学生です。

現在D2。色々しんどいお年頃です。

当然のこととして、私の周りには沢山の大学院生が居ます。

学部から大学院に行かない人の方が少ないくらいです。

しかし、大学から一歩外に出ると、意外と大学院生と言うのは希少な存在なのかも知れません。

大学に全く所縁のない人に「大学院生です」と言うと、物珍しそうな顔をされますから。

ここで、「世間一般」的には「大学院生」というのはどの程度の認知があるのかが、少し気になりました。

正確には理解されていない微妙なポジションなのではないかと思います。

気になったので、少し調べてみました。

うちの大学の学部には、全部で約10700人の学生が居るようです。

一学年当たり2700人くらいでしょうか(医学部は6年なので単純に4で割るのはどうかとも思いましたが)

そして、修士課程には4000人程度、博士課程には3000人程度の学生が居るようです。

それぞれ一学年当たり2000人程度、1000人程度ということになります。

文系理系合わせてこの数字ですから、進学率の高さが分かると思います。

要するに結構沢山の大学院生が居て、私の存在なんて所詮3000分の1に過ぎないと言うことです。

うちの大学だけでこれだけの人数が居るんですから、全国には10万単位の大学院生が居るんだと思います。

これだけ居るんですからもうちょっと正確に認知してもらいたいな、と思います。

「院生です」と言うと「あら良いわねえ、好きなことやってるの?勉強好きなんですね。」と言われることがあります。

主に相手はおばちゃんです。

「働きもせずに好き勝手やって、楽しいでしょ?」と言われている気がしてしまいます。

被害妄想。

大学院生の生活なんて、決して「良い」もんではないですよ。

拘束時間が長いし収入ないから貧乏だし時間が無いから遊べないし限られた時間の中で結果出さないとならないし色々ストレス溜まるし。

まあ、この道を選んだのは自分ですし、我が侭を言って好き勝手やっているのは事実ですけど。

そうするとおばちゃんの認識は間違ってないのか。うーむ。