どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

今日とは違う明日

いつものように屋上で缶コーヒーを飲みながら風にあたってました。

さわさわと風の流れを感じていると、ちょっと不思議な気分になります。

私は雨が降っていなければ基本的に夜に屋上に行く時間があるんですが、同じ屋上でも「昨日」と「今日」では違うんですよね。

昨日は気づかなかったことに気づいたり、昨日あったものが無くなっていたり、無かったものが増えていたり。

状況は刻一刻と変化していることを意識します。

流れていきます。

流れを読むことは、空気を読むことよりもずっと難しいです。

流れを読んで、適切な行動を適切なタイミングで実行することが出来れば、物事が上手くいく可能性がだいぶ上がると思います。

しかし、それが出来れば苦労しないというのも、その通りだと思います。

一生懸命に風を感じて、適切な行動を考えます。

「何」をするか、それとも「何もしない」のが良いのか。

行動の取捨選択が凄く難しいです。

屋上では雑草が風にふかれてザワザワしていました。

「彼」のように風に逆らわず、流されず、上手に受け流しながらもその流れに乗ることができれば良いんですけど。

そんなことを考えながら缶に残ったコーヒーを胃に追いやり、研究室に戻ってきました。

いつも通りの行動に、いつもとは少し違う意識を乗せて。