どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

ネタ話

こんな記事を見つけました。

ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ

ちょっとだけ引用です。

 真偽が見極め難いさまざまな情報が乱れ飛ぶインターネット。その中で、ウソや間違いらしい情報を自動的に洗い出し、ネットの利便性を高めるシステムの開発に総務省が乗り出す。ネット上にある関連深い別の情報を探し出し、比較参照することで、情報の「デマ率」などを示す。研究機関と協力し、2010年までの開発を目指す。07年度予算では、まず3億円を要求する。

 ネット上の情報は、何人もの目で事前に校閲された出版物などに比べ、誤った内容が少なくない。信頼性を確かめるには、利用者が他の情報と付き合わせるなどの作業を行うしか手がない。

 総務省が構築を目指すシステムは、この選別をコンピューターで自動的にやらせるものだ。ネット情報のウソや間違いの「発見器」といえる。

えーと、必要な情報を調べてまとめて提供する事業を始めたいんですけど、3億円くれませんか?

多分このシステムよりも簡単に、確実な情報が手に入りますよ?

これだけ簡単に誰でも情報を発信できるようになると、当然「眉につば」をしないとならない情報は増えてきます。

だからこそちゃんとした裏付けの調査が必要ですし、ネタをネタと見抜けるだけのリテラシーも必要になります。

基本的に一次情報をきちんと確認することは必須です。

書いてあることをそのまま信用して、その結果何らかの不利益を被ったとしても、それはその人が悪いと個人的には思います。

最近の冥王星の例ではありませんが、情報は日に日に進歩しています。

教科書に書いてあることだって本当かどうかなんてわかりません。

私は立場上、「理科」について強く感じますけど。

それまで「本当」だと信じられていたことが覆されることも割と頻繁に起こります。

そのような時、自分の目と頭で情報を判断しないで、一体どうしようとするんでしょうね。

このシステムに「総務省は役に立つ」を調べさせたら、「デマ率は100パーセント」とか、面白過ぎますから。