やるせない気持ち
注意)今回の事件における捏造は、昨年のものとは違うものであるとの指摘をコメントで受けました。
きちんとした裏付けをせずに下記の文章を書いてしまったので、以下の文章は間違っています。
申し訳ありません。
しかし、同一大学内で何度も捏造が起きるのはやはり異常だと思います。
研究の末端に関わる身としてそのようなことのないようにしたいと思います。
先日、大阪大学大学院生命機能研究科の助手の先生がアジ化ナトリウムで服毒自殺をしたそうです。
京都大学の柳田先生のブログによると、彼は捏造論文の件に関与していたらしいです。
柳田充弘の休憩時間;見栄も外聞もない日本サッカー、驚くべき自死
私もこの捏造論文の件に関する感想を以前書いています。
詳しい事情は知らないので中々コメントが難しいのですが、柳田先生によるとこの自殺をした助手の人が捏造論文の内部告発をしたらしいので、その後さまざまな圧力があったことには想像に難くないです。
このような事件があるたびに「何のための研究なんだろう」と虚しい気持ちになってしまいます。
アジ化ナトリウムは毒物ですから、その管理は厳重です。
とは言え、研究室によってその管理体制も違うと思います。
実際、私は今、割と簡単にアジ化ナトリウムを取り出せます。
飲もうと思えば5分もあれば飲めます。
ただし、現状では間違っても実行しません。
こんなことを実行せざるを得なかったほどのプレッシャー、ストレスというのは相当なものだと思います。
そのような状態で、何か一つきっかけがあれば、案外簡単に飲んでしまうような気もします。
本当に自殺なんだろうか?と疑問に思わないでもないですが、それを明らかにするのは本職の人達なので、静観しようと思います。