眠り姫が起きた後
研究室でまふっとまったりしていたら、後輩の女の子たちの会話が耳に入ってきました。
別に聞き耳を立てていたのではなくて、耳に入ってきたんです。
曰く「もし一年くらい寝っぱなしでその後起きたら、私を受け入れてくれる人は居るのかなー?」とのこと。
これはなかなか興味深い問いだな、と思いました。
もちろん耳に入ってきただけなので、私はポーカーフェイスのままでしたけど。
だって反応したら聞いてたのがバレますし。
彼女らは現在就職活動中なので、色々考える機会が多いんだと思います。
その中でホント、ふと思っただけなんでしょうけど。
例えば今晩バッタリと寝てそのまま起きなくて、次に起きたら一年後だったとします。
その時の状況を少し想像してみました。
研究室には多分、居場所はあるんじゃないかと思います。
博士課程は3年ですけど、最大6年間は在籍できるので。
もし社会人だったら居場所すらなかったと思うので、学生で助かりました。
ただ、一年間放置すればマウスは居ないでしょうし細胞は死に絶えてるでしょうし研究中断でしょうし他に論文かいてくれる人も居ないでしょうから、かなり大変そうです。
一年のブランクをリカバリするには一年では足りなさそうです。
一年間寝ていたぼやけた頭では尚更。
また、人との接し方も「よー、久しぶり」では済まさそうです。
友達は友達のままだといいなあと思いますけど、利害関係で繋がってる人たちはどうなるんだろう。
敵になる人他人になる人一応繋がってくれる人、色々な気がします。
逆にこういう状況でも友達のままでいてくれる人に対しては、全力で友達を全うしたいです。
王子様のキスで目覚めてハッピーエンド、というわけにはいかなさそうです。
私は男なので王女様のキスで目覚めたいですけど。
もし明日からこのブログの更新がなかったら一年間の睡眠に入ったと思ってください。
その時は女性限定で、目を覚ましに来てくれると嬉しいです。