言葉の価値
来週プレゼンをするので、スライドを作っていました。
特に指定はなかったんですが、英語で作ることにしました。
「スライド上では日本語のフォントよりも英語のフォントの方が見映えがするから」との理由です。
どうしてもMyriadを使いたかったんです。
ある意味アホです。
プレゼンソフトをPowerPointからKeynoteに変えてからは、以前よりも見映えを気にするようになってしまいました。
しかし、生粋の日本人であるところの私にとっては、英語はなかなか強敵です。
論文などに似た表現があればその表現を使ったり、あとはGoogle先生の力を借りたりします。
思いついた英語の表現に自信がなかった時、その表現をそのまま検索します。
世界中の人の書いた文章が例文です。
検索結果に自分の考えた表現があれば問題無しですし、無かった場合も大抵は求める表現が引っ掛かります。
凄く便利なので、英語で文章を書く時はよくやってます。
もしかしたら誰か有名な人の表現かもしれませんけど、気にしない方向で。
銀河鉄道999の中の表現と、槇原敬之が作詞作曲したCHEMISTRYの曲の表現が似ているとか似ていないとか。
ちょっと比較してみます。
槇原敬之に「999」盗作騒動(Sponichi Annex)から引用。
松本氏が「盗作」と断じているのは、「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」――というサビの部分。これが「銀河鉄道999」(小学館刊)の第21巻に登場する「時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない」というフレーズに「そっくりだ」と主張している。
似てるか、と考えると似てるとは思います。
でも主語述語関係が全然違うので、全く違うと言えば全く違うようにも見えます。
これらのフレーズの中に出てくる言葉は3つ、「夢」と「時間」と「裏切る」です。
この中で特に異質なのは「裏切る」という言葉です。
「夢」と「時間」は同時に使おうとは考え得ると思いますが、そこに「裏切る」を組み合わせるのはかなり特徴的です。
例えば、例えば可能性の一つとして、マッキーが作詞で行き詰まっていたとします。
使いたい言葉は「夢」と「時間」。
冒頭の私のように、ちょっと「夢と時間」でGoogle先生に問うてみようか?と考えたとします。
松本先生はこのフレーズがお気に入りで、あちこちで言ってたみたいですから、その検索結果に「裏切る」という言葉が出てくる可能性は高いような気がします。
そうすると、マッキーは「銀河鉄道999」や「松本零士」を知らなくてもこれらの言葉を組み合わせることは可能だなー、と思いましたが、ここまでは全部妄想なのであしからず。
「検索結果には著作権はあるのか?」という別の問題にも繋がってしまいますし。
私のiPodには槇原敬之の曲が100曲近く入ってますし、銀河鉄道999も全巻持ってます。
どちらの人の作品も決して嫌いではないんです。
だからあんまりこじれて欲しくないなあというのが本音。
それに私はもっと似ている例も知ってますしね。
「どこでもドア」に酷似してますよね?
まあ、この程度で藤子プロが騒ぐとは思えませんけど。