酔っぱらいに紛れて
季節柄、街を歩いていたり電車に乗っていたりすると酔っぱらいの人に遭遇する率が高いです。
特に私の帰宅する23時過ぎは、みなさん良い感じで出来上がっています。
そしてしらふな私は「忘年会か、楽しそうだな、でもあそこまで酔うのはどうなんだろう、別に悔しいわけじゃないぞ」と羨望と軽蔑の混ざった眼差しを彼らに向けていました。
というのも、「忘年会」という名目のイベントが無かったんです。
すると必然的に「年を忘れる」ことができません。
今年の鬱屈したもやもやした気持ちを来年に持ち越すことになりかねません。
忘れる必要があるほどの大きな出来事が今年に果たしてあっただろうか?(反語)ということは無視します。
そんな中、ようやく忘年会に誘われました。
共同研究をしている研究室からのお誘いです。
「26日に忘年会なんだけど、大丈夫?」
地味に嬉しかったのを隠して「26日、行けると思うけどちょっと待って」とありもしない予定を確認したりもしました。
やはり自分自身がほろ酔い気分で酔っぱらいの皆様に紛れるのが、この時期の醍醐味だと思いました。
彼らに向ける眼差しは、今日は羨望と軽蔑ではありません。
私と彼らは同士です。
とても楽しい忘年会でした。
次の目標は、新しい年を迎えるための「新年会」に誘われることです。
予定は全くの未定。