どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

予想外

昨日のエントリで「明日も予想外のことはほぼ起きない」だろうなあ、と書きました。

ここでお詫びして訂正したいと思います。

やっぱり未来は何が起きるか分かりません。

予想外。

今日は、おそらく今年になってから一番「予想外」のことが起きた一日でした。

最初に、昨日の時点でどのような「今日」の一日を予想していたかを記したいと思います。

ちょっと遅めに起きて(夜更ししたから)、学校行って、実験して、家帰ってきて、まったりして寝る、という一日を予測していました。

いつも通りの一日。

何事もなければこの行動パターンでほぼ間違いがありませんし、何事は起きないと思ってました。

でも「何事」は新幹線に乗って焼津からやってきてしまったんです。

午後8時半頃、地味だけど大変で結構疲れる作業をしてました。

教授に3時間くらい捕まった関係で実験が押し気味で、ちょっと苛立っていた時間帯に、耳慣れているけど懐かしい声が。

今は就職している大学の時の同期が出張で仙台に来ていて、「kasa、飲もうよー」と誘ってきて。

「仕様がないなあ、今実験中なんだけどなあ」と言いつつもイソイソと片づけて、飲んできました。

あのまま苛ついたまま実験していても、いい結果は出ない気もしましたし(言い訳)

それに実験は明日の夕方までに終えれば実質の遅れはありませんし、彼と飲めるのは今日だけですからね(全部言い訳)

と言うわけで大学院で博士課程をやってる人3人(私を含む)と彼の4人で飲みました。

話題によって笑ったりしっとりしたりまったりしたり。

博士課程の人が多かったので、しかも春からD3なので、「これからどうするのか」みたいな話もしました。

正直、他のドクター連中が考えていることを聞く機会というのはあんまりないので、凄く参考になりました。

あとは同期の人たちがぽこぽこ結婚やら婚約やらし始めているという話も。

26~28歳というのは、世間的には適齢期らしいです。

もちろん、就職している彼の話はとても面白かったです。

研究室にいると「社会」が分からなくなりがちで。

しかも彼の勤め先は、今敵対的買収を仕掛けられそうでなかなか難しい状況だったりしてますし。

彼の働く企業が生産したビールを飲みながら、そんな話を色々してきました。

昔は同じ場所に居たけど、今は違う場所に居る人との話は、いつでも刺激的です。

もし今日が「予想通り」の一日だったとしたら、この刺激を味わうことは無かったわけなので、「予想外」で本当に良かったと思いました。

「今年一番の予想外」が「友達が来たから飲んだ」というあたり、逆説的に日常の閉塞感を表していると言えなくもないのかもしれません。

でもまあ、「予想通り」の日常に紛れ込む「予想外」のスパイスは、きっと「予想外」だからこそ楽しいので、仕方ないですね。