どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

違う景色が見える

4月になってちょっと経ちましたが、環境が変わった人も多いのではないかと思います。

私の場合は自分自身の環境は大きく変わらなくても、今まで居た人が居なくなったり、新しい人が入ってきたりで、やはりそれなりの環境の変化はありました。

環境が変化すると心境が変わるので、色々新鮮です。

それで少し思ったことが、「環境が変化する」のと「環境を変化させる」のとでは、大きく違うものであるということです。

私は今までの傾向として、自分から「環境を変化させる」ことに対する意識が希薄であるように感じています。

現在の環境内で出来る最大限を考えてしまいがちです。

そこから更に、その最大限を超えるためにはどのように「環境を変化させる」必要があるのかについて、中々考えが及びません。

環境内での最大限を考えた方が、より具体的ですし難易度も低い場合が多いです。

でも具体的に考えられる程度の「最大限」ですから、それはただの「限界」なんです。

それを打破するためにどのように行動すればいいのか。

最近はそれを意識するようになりました。

これは私にとっては大きな意識です。

意識が違えば、見えるものも自ずと違ってきます。

今までの私を取り巻く環境下での「まったり」の最大限は、「夜」に「屋上」で「缶コーヒー」と決まっていました。

そしてこれに甘んじていたわけですが、もっと至高のまったりは無いのか?、何か行動できることはないのか?、と考えた結果、違う建物の屋上に行ってみることにしました。

私は普段、自分の研究室の入っている建物(3階建て)の屋上でまったりしていたのですが、別の研究棟の屋上(8階建てくらい)に変更してみたわけです。

ちなみにその建物には殆ど入ったことがありませんでした。

何となく他人の家に勝手に入り込むような居心地の悪さに耐えて建物に侵入し、エレベーターで人に遭遇したら気まずそうだから階段で屋上へ。

その屋上は、風景が高くて、落ち着かなくて、ドキドキしました。

「まったり」するにはまだまだ経験値が足りませんけど、これはこれで素敵な場所を開拓したかもしれません。