どことなくなんとなく

研究の息抜きに綴る適当な文章

宴の後

今日は学会で口頭発表をしてきました。

自分自身の発表については特に問題もなく、順調に終えることが出来ました。

でも、今回の学会は私の専門とは若干ずれていたため、なんとなく私の発表だけ浮いていたような気もしなくもありません。

私だけプレゼンソフトにPowerpointを使わずにKeynoteを使っていたのも少し影響があるかもしれません。

その他は特筆するようなことも特にありませんでした。

学会の後には大抵「懇親会」が催されるのですが、私はこのような会があまり好きではありません。

知ってる人が少ない中で、偉い先生達と調子を合わせて喋るなんていう高等技術は、残念ながら持ち合わせていないようなんです。

それでも、今回は頑張って参加してきました。

研究室の教授に「色々な先生に紹介するから」と言われていたためです。

これから次の行き先を決めるに当たり、どんなか細い縁であっても無いよりはマシです。

結局2人くらいの先生とは挨拶できましたけど、やはり話をするのはあんまり得意では無かったです。

懇親会で周りを見渡してみると、あちこちで所謂「偉い先生」の周りに人だかりができていました。

多分こういう場でのアピールも必要なんでしょうね。

個人的に、凄く前途多難だなあ、と感じてしまいました。

懇親会に行くといつも思います。

もう少し、良い意味で図々しくなることの必要性を感じます。

研究室に戻ってきて、ネクタイを緩めて屋上で缶コーヒーを飲んだときは心底ホッとしました。

独りでじっくりと考えて、勉強して、実験をして、様々な知見を得ることだけが「研究」なら、もう少しラクなんだろうなと思いました。